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リハビリについて

脳卒中などによる片麻痺の患者さんに対する
リハビリテーションには、以下の3段階があります。

■急性期(発症直後〜数週間程度)
体の機能低下を最小限に抑えるリハビリで、
上半身を起こして座っていられる程度に回復するまでの期間の事です。
自ら動けない状態でも、筋肉や関節の機能低下を防ぐため、
ベッド上で関節を動かす運動などのリハビリを行ないます。

■回復期(数週間〜数ヶ月程度)
入院先医療機関もしくはリハビリ専門施設などで、
本格的且つ集中的なリハビリを行なう事により、
日常生活に必要な動作や機能が回復するまでの期間の事です。

■維持期(数ヶ月〜6ヶ月目以降)
自宅などに戻り、リハビリ専門施設にて回復した機能の維持をはかり、
日常生活におる自立・社会復帰を目指す期間の事です。
退院後も、自宅でのケアや通所・訪問デイサービースなどの利用により、
日常生活動作などの訓練を行なう事で、機能を維持する様にします。

1ヶ月間の治療入院後は、リハビリ専門機関に転院し、
そこで最長6ヶ月間のリハビリ入院にて、
身体機能の回復・維持のためのトレーニングを集中して受けます。

脳卒中などの場合、個々の患者さんによって、
回復の度合い、進捗状況が異なります。

先ず、転院時に責任者の方や各療法士の方、
本人、家族での3者面談を行います。
※この面談は、以降定期的に実施されます。

どこまでの回復が見込めるのか、
そのためにどのようなリハビリを行なうのかなどを相談し、
回復・維持に関する目標を立て、
それに沿った形でのリハビリを進めて行きます。

尚、退院時に要支援・要介護の認定を受けた方の場合、
介護支援専門員、いわゆるケアマネージャーさんが付いて、
介護サービスの給付計画(ケアプラン)を作成し、
様々な介護サービス事業者との連絡、調整等の取りまとめ、
在宅でのケアに関する相談・サポートをしてくれます。

退院の際、近隣のケアマネージャーが所属する事業所のリスト
病院側が提示してくれますので、
その中からご家族で依頼する事業所を選択します。

因みにうちの場合は、お袋さんが足腰の治療のため、
定期的に受診していた町の総合病院、
稲沢厚生病院(旧・尾西病院)に介護保険事業所があり、
自宅からも近いと言う事もあって、そちらにお願いしました。






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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

BMI療法

当時、少しでも親父さんの麻痺が解消され、
より回復出来る様に、何か良いリハビリ方法は無いものかと、
個人的に手を尽くして色々調べました。

その中で、これは親父さんに受けさせたいと思った、
リハビリ療法があります。

残念ながら、うちでは色々諸事情があって
結局は受けさせてやる事が出来ませんでしたが……

それは、慶応義塾大学病院リハビリテーション科で行なわれてる
片麻痺の片の上肢のリハビリに使用されている療法で、
随意運動介助型電気刺激装置「IVES(アイビス)」という
携帯型の電気時期装置を使用した治療方法です。

比較的片麻痺が軽度の場合は「HANDS療法」という療法、
より重篤な片麻痺の場合は「BMI療法」という療法になります。

そもそも、身体を動かす運動と言うのは、
脳からの命令が神経を通り、筋肉に伝えられる事により生じる運動です。

脳卒中などにより片麻痺になった患者さんは、
筋肉を動かそうとする際に、
意図する方向とは異なる方向に曲がるなどしてしまいます。

「HANDS療法」は、患者さんが腕を伸ばそうとした際に発生する、
筋肉の微弱な電気信号を感知し、電気刺激を発生させ筋肉を収縮させます。
間違った命令による運動を電気刺激により矯正する事で、
より効率良くリハビリを行なうという療法です。

「BMI療法」は、さらに重篤な片麻痺の患者さんに用いられます。

より重篤な脳の運動中枢に障害を受けた方は、
脳の活動自体が活発にならず、筋肉を動かす事が困難な状態にあります。

「BMI療法」の場合は、脳波を検知する機械と「IVES」とを連動させ、
患者さんが指を動かそうとする際の脳波を感知し、
それに合わせて筋肉に電気刺激を与えるという療法です。

但し、この療法を受けるには、特定の条件が必要となっていますので、
事前に問い合わせるなど、先ずは確認してください。

脳卒中などのリハビリ「HANDS療法」に関する詳細は、
こちらのリンクからご確認ください。
↓↓↓↓↓
慶応義塾大学病院 医療健康情報サイトKOMPAS
脳卒中のリハビリテーション


「BMI療法」の詳細は こちらのリンクからご確認しください。
↓↓↓↓↓
慶応義塾大学病院 医療健康情報サイトKOMPAS
BMI療法ーリハビリテーション科


また、当時私が調べた限りでは、
バシフィックサプライ株式会社という会社さんが、
慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室などの
協力を受けて開発した製品「MUROソリューション」を
「パッとレンタル」というWebレンタルサーヒスにて取り扱っています。

但し、この機械はあくまで医療機関向けの販売・レンタルのみですので、
個人での使用をお考えの場合は、お近くの医療機関へのご相談が必要です。

「MUROソリューション」に関する詳細と、
取扱医療機関などの情報については、こちらのページで確認できます。
↓↓↓↓↓
バシフィックサプライ「MUROソリューション」

うちの親父さんには叶わなかった療法ですが、
同じ様な片麻痺で苦しんでおられる患者さんに対して、
少しでも役に立てればと思い、ご紹介させていただきました。






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脳梗塞とは

『脳血管障害』の一つです。
脳に酸素や栄養を送る動脈が、“閉塞”(ふさがる事)や“狭窄”(狭くなる事)のために、
脳虚血という血液不足の状態となります。
これにより、脳の組織が酸素不足や栄養不足のため壊死したり、
或いは壊死に近い状態になる疾患です。

脳梗塞には、
脳の血管そのものに血栓が生じて閉塞する場合と、
他の血管部位で生じた血栓が血流に乗り、
脳の血管を閉塞する場合があります。

脳卒中と呼ばれる突発的なものの場合は、
片麻痺や意識障害、失語など症状も重くなります。

一方、ゆっくりと進行し、
罹患している事に本人が気付かない場合もあります。
俗に言う「プチ脳梗塞」と呼ばれる小さな梗塞です。

但し、進行が遅い場合でも、
認知症(脳血管性認知症)などの形として現れる事があります。
日本人の死亡原因として罹患率も高く、
後遺症により介護が必要となる事が多い疾患でもあります。

※プチ脳梗塞
 正確にはラグナ梗塞と呼ばれるもので、脳の表面を走る主要な血管から
 脳内に入る細い血管に血栓が詰まる事によって起こります。
 意識にも問題は無く、生命の危険もありませんが、
 どの部位に発生するかによって軽い言語障害や手足の痺れなどを起こします。
 また、多発してくると脳の神経網が切断され、
 認知症(脳血管性認知症)の症状が出て来ます。

※若年性脳梗塞
 特異な原因により若年層でも脳梗塞に罹患する場合があります。

【確認方法】
FASTと呼ばれる簡単な確認方法があります。

FACE(顔)
顔の麻痺を確認します。
片側の口角(口の横)が上がらない場合は麻痺しています。
ARM(腕)
腕の麻痺を確認します。
片側の腕が内側に回りながら下がって来る場合は麻痺しています。
SPEECH(言葉)
言葉の麻痺を確認します。
短い文章をいくつか発音して確認しますが、
特に分かり易いのは「ラ行」を多く含む文章です。
はっきり言えない場合は麻痺しています。
TIME(病院へ行く)
上記3つの確認で、どれか1つでも明らかに該当する場合、
それは病院に行くまさにその“時”だと言う意味です。
119番通報する際には、上記の確認の結果を伝えてください。

尚、上記にはありませんが、片方の下肢(足)に麻痺が出る場合があります。
うちの父親がそうで、片足を引きずる様に歩いていました。
本人は「転んで捻っただけ」と言う認識でしたが、
脳出血で搬送された際の検査により、
脳梗塞が原因による麻痺である事が判明しました。

脳梗塞は、症状が似通った疾患が他にもあります。
それらは軽い疾患もあれば重篤な疾患もあります。

いずれにせよ、身体の片側に麻痺や痺れなどの症状がある場合は、
早目に病院を受診する様にしてください。

【要因】
高血圧症、脂質異常(高脂血症)、糖尿病などによる動脈硬化が、
最も大きな要因です。

【治療方法】
血流の詰まり(塞栓)を改善する必要があるため、
詰まりの原因である血栓を溶解するため薬を投与したり、
バルーン付きのカテーテルにより血管の拡張を行なったりします。

脳の圧迫などの初見がある70歳以下の患者さんで、
薬剤による減圧が難しい場合には、
開頭して減圧する手術を行なう場合があります。

テーマ : 脳出血・脳梗塞
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脳血管障害とは

脳の血管が障害を受ける事によって、脳に生じる疾患の事です。
脳血管障害に罹患すると、出血による炎症や虚血による脳機能障害などを発症します。
大きく分けて以下の2種類があります。

脳出血…出血性の脳血管障害
■脳梗塞…虚血性の脳血管障害

これら脳血管障害の中でも、急激に発症したものを『脳卒中』と呼びます。

※それまで普通にしていたのに、突然意識を失い、
 イビキをかくなどして眠っている様な状態になる事があります。
 その場合は、決して身体を揺するなどのマネはせず、
 声掛けなどして確認し反応が無い様なら、
 直に119番通報して状況を説明し、
 救急車で病院に搬送してもらってください。

頭部を強打するなどの外傷性による場合と、非外傷性による場合がありますが、
非外傷性の場合、高血圧、脂質異常(高脂血症)、糖尿病などの
いわゆる“生活習慣病”が最大の要因です。
高度のアルコール摂取やストレス、抑うつなどが要因となる事もあります。

これらの“生活習慣病”を引き起こす元である
不健康な食事や運動不足、慢性的な睡眠不足などを避ける事が大切です。

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脳出血とは

出血性の『脳血管障害』の事で、
脳溢血(のういっけつ)または頭蓋内出血とも呼ばれます。
文字通り、脳内に出血する疾患です。

脳出血には、脳内への出血と脳周辺への出血の2種類がありますが、
一般的には脳内出血の事を脳出血と呼びます。

■脳内出血
脳内に出血する疾患の事です。
大きく高血圧性脳出血と非高血圧性脳内出血に分類されますが、
出血の部位によって、更に細かく分類されます。

■クモ膜下出血
脳と頭蓋骨の間には3層の髄膜と呼ばれる膜があり、それが脳及び脊髄を保護しています。
外側から順に「硬膜」「クモ膜」「軟膜」と言います。
最も内側にある軟膜の損傷により、軟膜とクモ膜の間(クモ膜下腔)に出血する疾患です。

【発症直後】
発症直後は、出血部位などにより異なりますが、
激しい頭痛や意識障害、麻痺、失語症、吐き気や嘔吐の症状が出ます。

重症の場合などは、直後に昏睡状態に陥ったり、
呼吸障害を起こし死亡する事もあります。

また、発症後24時間以内は再出血の危険もあります。
脳出血とは、いかに早く処置を施して止血するか、
出血量を抑えるかが重要な疾患なのです。

【治療】
小さな出血で且つ神経症状が強く無い場合などは、
血圧を管理・コントロールして保存的に様子を見ながら、
血腫が吸収されるのを待ちます。
症状が軽い場合は、大きな後遺症が残る事もありません。

しかし、頭蓋内血腫が大きいなど切迫した状況では、
手術によって血腫を取り除く必要があります。

【後遺症】
出血による炎症や血流の阻害(虚血)、または血腫による圧迫などにより、
脳がダメージを受けてしまう事があり、
出血部位や脳がダメージを受けた部位によって、
身体の麻痺や言語・記憶障害など、様々な障害、後遺症が残ります。

【要因】
脳出血には、頭部を強打するなどの外傷性のものと、
それ以外の非外傷性のものがあります。
非外傷性の場合、脳内出血なら高血圧が主な要因となり、
クモ膜下出血なら、脳動脈瘤やもやもや病などが要因となります。

非外傷性のものは、高血圧などの生活習慣病に起因します。
不健康な食生活を避け、適度な運動を心掛ける事が大切です。
また、ストレスや慢性的な睡眠不足も高血圧などの原因になります。
質の良い睡眠で心身のリフレッシュを心掛ける事が大切です。

※大脳はその表面に薄い膜があり、これを大脳皮質と呼びます。
 この大脳皮質のすぐ下で出血する疾患を「皮質下出血」と呼びます。
 これは脳出血の一種です。
 それとは別に「皮下出血」というものがあります。
 これは、頭部など皮膚の下(皮下)で発生する出血の事であり、
 頭蓋内で発生する疾患ではありません。
 良く似た名称なので、ネットなどで検索する際は注意してください。

テーマ : 脳出血・脳梗塞
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YAMATOASUKA

Author:YAMATOASUKA
YAMATOASUKAと申します。
自身の経験が少しでも似た境遇の方々の
お役に立てればと思います。

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